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“好調”建機に迫る中国勢の影(時事深層)
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- コマツを筆頭に、業績が急回復するショベルメーカー。だが同じ建機でも、クレーンは中国勢の台頭で苦戦が続く。巨人キャタピラーより手ごわい相手となりかねない。 「本来なら、そろそろ需要が戻ってもいい頃なのだが」。 お盆休みを前にある懇親会に出席した神戸製鋼所のクレーン製造子会社、コベルコクレーンの藍田勲社長は、どこか肩身が狭そうだった。 無理もない。同席したのは兄弟会社で油圧ショベルが主力のコベルコ建機経営陣。2010年4〜6月期は売上高を前年同期から8割近く伸ばし、経常利益は約100億円と神鋼グループの大黒柱、鉄鋼部門に迫る勢い。片やクレーンは減収で赤字と足を引っ張った。 建設機械は中国の経済成長の恩恵をフルに享受する業界とされる。

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