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【ロンドン市場】米金融機関の損失懸念で円高推移
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4日のロンドン市場では、円高が進行。
メリルリンチがバンカメの損失拡大を予想する中、 株式市場が下落し円買いにつながった。
◆株安でドル円、クロス円軟調 ドル円は105.25レベルから104.55レベルまで軟調に推移。
ユーロ円は162.50レベルから161.73レベルまで、ポンド円は206.34レベルから 204.46レベルまで水準を切り下げた。
米金融機関の損失拡大見通しが伝えられる中、欧米の株式市場が軟調に推移し、 リスク回避の円買いが出た。
◆ポンドにまとまった売り、予想下回る英非製造業PMIも圧迫 ポンドドルは1.9620レベルから1.9534レベルまで軟調に推移。
ロンドン朝方にまとまったポンド売りが入ったほか、その後発表された 英非製造業PMIが市場予想を下回りポンド安となった。
ただ、1.9545-50レベルでは抵抗感が強まった。
ユーロポンドは0.7870レベルから0.7920レベルまでユーロ高・ポンド安推移。
◆ユーロ圏小売売上高、弱い結果ながら反応は限定 ユーロドルは1.5428-80レベルでしっかりと推移。
ユーロ円は軟調だったものの、ユーロ高・ポンド安の動きがサポートとなった。
また、ユーロ圏小売売上高は市場予想を下回るネガティブな結果だったが、 ユーロドルの反応は限られた。
◆豪ドル、引き続き堅調 豪ドル/ドルは0.9617レベルまで豪ドル買い・ドル売りが進んだ。
豪GDPが市場予想を上回る結果だったため、東京市場から豪ドル高の流れが続いた。
ドル円やクロス円などは株安を背景にリスク回避の動きとなったが、 豪ドル/ドルは堅調だった。
◆ADP雇用者数、事前予想に反し前月比プラス ADP雇用者数が事前予想に反し前月比プラスとなったため、 米株価先物が結果を好感し、円売りの反応が出た。
ドル円は104.93レベルまで、ユーロ円は162.14レベルまで水準を切り上げた。
ただ、米株価先物のポジティブな反応は長続きせず頭の重い商状で、 円安の動きも限られた。

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