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米5月ISM製造業PMI、依然50割れ=FRB幹部、景気悪化リスク強調
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−ドル安、輸出支える半面インフレリスク高める−
【2008年6月3日(火)】 − 前日発表された5月の米ISM(サプライマネジメント協会)製造業PMI(購買部景気指数)は、前月(4月)の48.6から49.6に改善したものの、4カ月連続で好不況の判断の分かれ目となる50を割り込み、製造業全体の景況感は弱い状況が続いている。
製造業の全18業種のうち、景況感が上昇したのは7業種なのに対し、低下したのは11業種と過半数を占め、大方のエコノミストは、今回の指数全体の改善が大きな転換点になったかどうかについては否定的な見方を示している。
ただ、市場では、市場予想のコンセンサスである48.5を上回ったこと、さらに、ドル安の効果で輸出が好調となり、内需の弱さを引き続きカバーしていることなど明るい材料もあり、景気は減速しているものの、リセッション(景気失速)には至っていない可能性があると見ている。

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