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時計業界、中国特需後の不安(時事深層)
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- 中国人観光客の増加が腕時計需要の回復を後押ししている。各社は電波時計を軸に、中国市場の開拓も加速する。だが先を見据えると、ブランド力のさらなる強化が不可欠だ。 「和光なんか売り払って、メーカー色をもっと強めてほしい」──。 セイコーホールディングスが6月末に開いた株主総会では、株主から不満の声が相次いだ。社長解任劇となったお家騒動に加えて、業績は保有不動産の損失計上などで2期連続の最終赤字。やり玉に挙がった和光は、東京・銀座の一等地で高級腕時計などを販売するが、街に客が溢れる日曜日は休業。株主の苛立ちはもっともではある。 だが、今の時計業界の状況を考えると、和光こそセイコー復活の切り札となり得る。

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