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母を尋ねて17年、現代にまれな孝行話(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
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- イタリア人のエドモンド・デ・アミーチスが書いた『クオレ(Cuore)』という1886年発行の本の中に『アッペンニーノ山脈からアンデス山脈まで』という物語がある。この物語を原作として制作されたのが、1976年にテレビで放映された『母をたずねて三千里』という名作アニメであった。これはイタリアのジェノヴァに住む9歳の少年マルコ・ロッシが、アルゼンチンのブエノス・アイレスへ出稼ぎに行ったまま音信が途絶えた母親のアンナ・ロッシを探すためにたった1人で旅に出た物語であり、マルコ少年が多くの苦難を乗り越えて母親との再会を果たし、母親とともにジェノヴァへ帰還するまでを描いている。 村人の中から突然に白髪の老婆が走り出て マルコ少年の話は物語だが、中国には母親を探し求めた実話で有名な『棄官尋母(官職を棄てて母を尋ねる)』という話がある。

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