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投機資金が流入する中国ニンニク市場(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
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- 中国には古くから“蒜瘋子、姜儍子(ニンニクは気違い、生姜はあほう)”という諺がある。これはニンニクと生姜は価格が変化し、その変動が激しいことを意味しているのだと言う。 ニンニクを巡ってひと騒動(写真はイメージ) その諺の通り、中国ではニンニクの価格が2009年5月から急激に値上がりし、2010年4月までの1年間上昇を続けた。ニンニク価格は5月に若干値下がりしたが、6月下旬からは再度上昇に転じ、7月第2週には最高値を付けた。「中国ニンニク価格指数」<注1>によれば、2009年5月を100としたニンニクの生産地価格指数は、2009年6月:546、9月:1062、11月:1542、2010年4月:1975、そして5月に1689と一時的な下落を経ながらも上昇を続け、7月10日には2000の大台を超えて2083を記録したのである。

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