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米1-3月期GDP伸び率、上方改定=早期利上げ観測強まる
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【2008年5月30日(金)】 米商務省が前日(29日)発表した第1四半期実質GDP伸び率の改定値(季節調整済み、前期比年率換算)は、+0.9%と市場予想のコンセンサスと一致、速報値の+0.6%から上方改定された。
GDPが上方改定されたことを受けて、市場の関心は景気懸念からインフレ加速懸念にシフトし始めており、また、この日、ダラス地区連銀のリチャード・フィッシャー総裁がインフレ懸念を強める発言を行ったことも手伝って、市場では早期利上げ観測が強まった。
第2四半期(4-6月)のGDPの見通しについても、当初は横ばいかマイナス成長と、今年の中で最も悪化すると見られていたが、予想以上にしっかりとしたものとなり、リセッション(景気失速)が回避される可能性があるという楽観的な見方も広がっている。

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