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中国に巨大“自殺”工場の余波(時事深層)
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- 中国の台湾系工場で起きた連続自殺が波紋を広げた。背景には中国の構造問題。日系企業も対岸の火事ではない。低賃金労働者に支えられた中国式生産の転換点とも言える 日本が米アップルの「iPad」発売に沸く裏で、中国ではその生産現場での痛ましい事件が次々に起きていた。 その舞台は広東省深市、台湾のフォックスコン(富士康科技集団)の工場。世界最大のEMS(電子機器の受託製造サービス)企業である同社は、アップルやデル、ソニーなど世界中の大手企業の製品を生産している。45万人が働くその巨大な工場で、従業員の自殺が相次いでいるのだ。 「血汗工場ではない」 今年に入り、5月31日までに13人が従業員宿舎などで自殺を試み、うち既に10人が死亡している。

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