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複写機大手に「コピー大国」の壁(時事深層)
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- 複写機の世界大手、リコーとキヤノンが中国市場の本格開拓に乗り出す。だがトナーなど消耗品で稼ぐ両社にとって、中国は模造品が横行する鬼門。先行する競合との消耗戦になれば、高収益体質が揺らぐ危うさもはらむ。 「コマツがなぜ中国で成功しているのか聞いてきたらどうだ」ーー。新年度入りを控えた今年2月。リコー・グローバルマーケティング本部の高田久司・常務執行役員に、桜井正光会長から指示が飛んだ。 リーマンショック後に世界経済の牽引役に躍り出た中国が稼ぎ頭となり、業績が急回復するコマツ。油圧ショベルなど主力の建設機械・車両事業では、中国の売上高が過去4年間で倍増し、国内売上高を上回った。2011年3月期は連結売上高が前期比16%増、営業利益は同2.3倍に拡大する見通しだ。

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