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北京最大の“蟻族”集落はどこへ?(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
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- 中国には大学を卒業して大中都市で就職しようとしたが、厳しい就職戦線の中で思い通りの就職ができず、就職浪人として臨時のアルバイトや職探しをしている人々が多数存在する。そうした大学卒業生たちは少ない収入や所持金を節約しようと、家賃が安く、生活費が安い、都市部と農村部の接合部分にある“城中村(都市化に立ち遅れて生活水準が低い「都市の中の村」)”に自然と集まり、相互に干渉することのない集団生活を送っている。 違法を承知で建設した安普請のアパート そうした生活様式が蟻社会に似ていることから、彼ら「集まって暮らす大学卒業生集団」を“蟻族”と呼ぶ。彼ら“蟻族”の特徴は、高学歴、弱小、群居(群れを作って住むこと)であり、その多くは“80后(1980年代生まれの世代)”であり、地方出身者である。

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