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アフリカがBRICsに熱視線(時事深層)
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- アフリカとBRICs諸国の距離が急速に縮まっている。貿易は急拡大し、最大手銀は中国やロシアの金融機関と提携。この新潮流に日本はどう向き合うか。戦略が問われている。 今年6月11日から「FIFAサッカーワールドカップ」が開催される南アフリカ共和国で、経済構造が大きな転換点を迎えている。昨年、輸出・輸入ともに、中国が最大の貿易相手国として躍り出たことが明らかになった。 南アの主要貿易国はこれまで、米国、日本、英国、ドイツの4カ国だった。特に日本は輸出先として2008年まで、トップの座を米国と争ってきたが、先進国が景気後退に陥る中で、一気に中国が浮上した格好だ。 アフリカ大陸全体で見ても、中国向け輸出は1992年時点で10億ドル(約930億円)未満だったが、2008年には540億ドル(約5兆220億円)以上に拡大し、米国に次ぐ第2位。

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