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北京郊外に出現した高学歴低所得者のコロニー(中国発 経済観察報)
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- 「唐家嶺的新年」 経済観察報記者 胡芳潔/陳文雅 黄楊は床に敷いたマットレスを持ち上げると、部屋の壁に立てかけた。そうしなければ、隣人から借りている小さな食卓と腰掛けを置くスペースもないほど部屋が狭いのだ。彼と同棲しているガールフレンドの小李(「小」は年下の人物の姓の前につける呼称)は、部屋の入り口の前にある練炭コンロで食事を作っている。濃い煙がうっかり目に入ってしまい、彼女は何度も涙をぬぐった。 四川省出身の黄楊は今年26歳、大学を卒業してもう3年になる。彼は北京のCBD(中央ビジネス地区)の近くにあるIT(情報技術)企業の社員だが、住んでいるのは中関村*の北の郊外にある「唐家嶺村」だ。

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