スポンサーリンク |
オバマと中国、波高し(時事深層)
- 記事詳細
- 米中関係に何やら暗雲が立ち込めてきた。ネット検閲問題、輸出倍増計画、台湾への武器売却…。米中緊迫の中で、日本の立ち位置はさらに難しくなる。 米国の雇用創出の話ばかりで外交はほとんど触れずじまい。1月27日、バラク・オバマ大統領が就任後初めて臨んだ一般教書演説は「内向き」と批判されるほど内政一色の内容だった。だが、その行間から自国への攻撃的な意図を読み取った国がある。中国である。 中国が敏感に反応したのは、オバマ大統領がぶち上げた「5年で輸出を倍増する」という計画だ。演説で韓国、パナマ、コロンビアとのFTA(自由貿易協定)促進を掲げたが、FTAには、製造業を多く抱える州選出の共和党議員ばかりか、労働組合の支援を受ける民主党リベラル派の反発も必至。

スポンサーリンク |