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米FOMC議事録:FRBは利下げ打ち止めへ=中立バイアス、一段と鮮明に
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【2008年5月22日(木)】 − 前日、FRB(米連邦準備制度理事会)は4月29-30日に開かれたFOMC(公開市場委員会)の議事録を公表した。
4月は0.25%ポイントの利下げが決定されたが、議事録を見る限り、景気悪化リスクとインフレ上昇リスクが一段と均衡化したとし、これ以上の利下げは必要がないとの見方が大勢となっている。
今回の議事録のキーワードは「close call」と「more closely balanced」だ。
「close call」は、「きわどい判定だった」という意味だが、議事録では景気判断との関係でこの文言が使われている。
つまり、「経済活動が金融市場の急激な悪化によって、深刻な影響を受ける可能性は後退したと思われるが、景気下降リスクは依然残っている」と景気懸念は示しているが、最悪期は脱したという見方だ。

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