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【東京市場】NZドル急伸 利下げ観測後退
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22日の東京市場ではドル円が底堅い動き。
続落して始まった日経平均が下げ渋り、ドル円をサポートした。
このほか、NZドルが急伸。
カレンNZ財務相が発表した景気対策を主眼とした減税策が好感された。
◆ドル円は下げ渋り、株式市場がサポート ドル円は海外市場のドル安・円高の流れを引き継ぎ、102.72レベルまで下落。
日経平均の軟調さや原油価格の最高値更新も圧迫材料だった。
ただ、午後に入ると株式市場が下げ渋り、103円台まで戻した。
国内機関投資家のドル買い・円売りが観測されていた。
◆NZドル急伸 大規模な減税策を好感、NZドル/ドルは100ポイント超上昇 カレンNZ財務相が総額106億NZドル規模の減税策を発表しNZドルが急伸。
NZドル/ドルは0.7760レベルから0.7881レベルまで、 豪ドル/NZドルは1.2412レベルから1.2210レベルまでNZドル買いが進んだ。
NZドル円は79.75レベルから81.12レベルまで上昇した。
成長見通しの引き下げが嫌気され瞬間的にNZドル売りが入る場面もあったが、 売り一巡後は買いが集まる展開となった。
減税の内容は個人所得税の段階的な引き下げのほか、 在外NZ企業に対する法人税免除も含まれていたことから、 海外からの資金還流(リパトリ)も期待できるとされていた。
減税規模が予想以上との見方もある。
このほか、減税によるインフレ圧力上昇のため、 利下げ観測が遠のいたとの指摘も。
◆クロス円 ドル円と歩調を合わせしっかりと推移 ユーロ円は162.25レベルまで下落した後、162.65レベルまで切り返す動き。
ポンド円も207.72レベルまで水準を切り下げたが、 その後203.30レベルまで戻した。
◆海外市場からのドル売りの流れは一服 ユーロドルは原油の最高値更新を背景に1.5802レベルまで ドル売り・ユーロ買いとなったが、対円でドルが買い戻され、 1.5756レベルまで押し戻された。
ポンドドルも1.9735レベルまでドル安推移となった後、 1.97割れの水準へ下落した。

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