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幻に終わる鉄鉱石の“中国価格”(中国発 経済観察報)
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- 「鉄鉱石談判外方不着急 中方恐再失首発権」 経済観察報記者 万暁暁 / 張東向 鉄鋼業界をゆるがせた「リオ・ティントスパイ事件*」も、鉄鉱石の価格交渉の膠着状態に転機をもたらすことはなかった。中国の鉄鉱石需要は日増しに高まっているというのに、価格交渉力はまったく上がっていない。 *2009年7月、英豪資源大手リオ・ティントの社員4人が中国の国家機密を盗んだ容疑で当局に拘束された事件。中国の鉄鋼メーカーでも多くの関係者が事情聴取を受けたとされる。 「今年の価格交渉に関する鉄鋼業界の懸念は、“中国価格”を実現できるかではない。鉄鉱石の世界三大サプライヤー(英豪リオ・ティント、同BHPビリトン、ブラジルのヴァーレ)が日本の鉄鋼メーカーとの価格交渉で先に合意し、アジア向けの価格がなしくずしに決してしまうことだ。

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