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【ロンドン市場】 強い独Ifo景況感でユーロドル急伸、原油高からのド ...
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21日のロンドン市場は、ドル売りの動きが強まった。
5月のドイツIfo企業景況感が予想を上回ったことでユーロ買いが強まった。
ユーロドルが100ポイント以上の大幅高となった。
また原油先物が遂に130ドルの大台に乗せ、ドル売りにつながる場面があった。
豪ドル/ドルは0.96台半ばと24年来の高値水準となった。
さらに、4月のカナダ消費者物価指数が上振れたことで、カナダドルも急伸した。
ドルカナダは0.98台前半へと売られ、前日終値から100ポイント超の下落となった。
クロス円は株式動向をにらんで神経質に振幅した。
欧州株は序盤は堅調だったが、原油高の進行によるインフレ懸念が強まり、 マイナス圏へと反落する動きを見せた。
ユーロ円は一時163円台に急伸した後、162円台後半で揉み合い。
ポンド円は202円台後半から203円台後半での往来相場だった。
ドル円は序盤はユーロ円の上昇につれて103円台後半へと買われたが、 後半は一時103円近辺へと下落する振幅相場だった。
5月の英中銀議事録は、大方の予想通り8対1での据え置きだった。
ポンド相場の反応はほとんど見られなかった。
◆予想上回る独Ifo景況感指数、一気にユーロ買い強まる 5月のドイツIfo景況感指数が103.5と予想を大きく上回った。
ユーロ買いが殺到し、ユーロドルは1.5640近辺から1.5630台へと急上昇した。
ユーロ円は161.60-70の安値水準から一気に162.50近辺まで跳ね上がった。
市場予想は102.0と前回102.4から一段の景況感悪化を見込んでいただけに、 サプライズの反応が強まった。
◆英中銀議事録 8対1で金利据え置きを決定 ブランチフラワー委員が25bpの利下げを主張。
利下げは成長の安定化を印象付けようとするもので、CPI目標を念頭に置かず。
目標水準を上回るCPIは一時的に留まることを価格および賃金決定者に明確にしたい。
多数派委員、5月に利下げすれば、インフレ期待抑制を困難にした。
上記の内容が発表された後、ポンド相場の反応はほとんど見られなかった。
◆NY原油先物、遂に130ドルの大台に乗せる 東京時間19時過ぎ、原油先物は時間外取引で130ドルの大台に乗せ、 1バレル=130.47ドルと、史上最高値を更新した。
その後は、利益確定の動きが強まり129ドル台後半へと反落した。
◆カナダCPI上振れ、カナダドル買い 4月のカナダ消費者物価指数は総合、コアとも各項目で予想を上回った。
ドルカナダは0.9860−70レベルから一気に0.9820近辺へと下落。
0.98台前半は3月14日以来のドル安カナダ高水準。
カナダ円は104.60レベルから105.10-20へと大台乗せ、 ユーロカナダは1.5540-50から1.5480台へと反落した。

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