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【ロンドン市場】提携・買収報道でポンド高
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18日のロンドン市場ではポンドが堅調に推移。
英欧エネルギー大手の提携・買収報道が手がかりとなり、ポンドが上昇した。
ユーロポンドはギリシャを中心とした加盟国の財政懸念も引き続き重しとなり、昨年の9月15日以来に0.88台を割れた。
ただ、NY市場がキング牧師の誕生日で休場となる中、ユーロドルは東京終盤の水準を引き継ぎ、1.43台後半で小動き。
値幅は30ポイント程度だった。
円相場も方向感は限定的。
豪ドル円は豪ドル/ドルの上昇を背景にしっかりだったが、水準を一時切り上げたポンド円が伸び悩むなど、全体的にクロス円の値動きは乏しかった。
ドル円は先週末の安値に顔合わせする場面もあったものの、下値は広がらなかった。
この日、関係者の話として、仏公益事業会社GDFスエズが英国最大手の電力会社インターナショナル・パワー(IP)との提携を検討していると伝えられた。
英サンデー・タイムズは17日に仏GDFスエズが英IPに買収提案を行ったと報じている。
◆円相場、NY休場で方向感限定 ドル円は91.02辺りから90.63辺りまで弱含み。
材料は特になかったものの、堅調に推移していたポンド円が反落の動きとなると、ドル円も水準を切り下げた。
ポンド円は提携・買収報道を背景とした思惑的なポンド買いを背景に147.80辺りから148.90辺りまで堅調に推移。
ただ、上昇一服後は148円ちょうど付近まで押し戻された。
ユーロ円は130.94辺りから130.21辺りまで上値の重い展開だった。
◆ポンドや豪ドルが堅調、ポンドドルは先週末の高値を突破 ポンドドルは英欧企業の提携・買収報道の中、1.6271辺りから1.6378辺りまで堅調に推移。
ロンドン昼に差し掛かると、1.63台前半まで調整した。
ユーロポンドは0.8832辺りから0.8781辺りまでポンド高推移。
0.88台割れは昨年の9月15日以来。
ユーロドルは1.4364辺りから1.4392辺りで小動き。
豪ドル/ドルは0.9208辺りから0.9267辺りまで上昇。
金属価格の上昇や原油の下げ渋りにサポートされた。
(Klugアナリスト 谷口英司)

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