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旧植民地に頼るポルトガル(FINANCIAL TIMES)
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- ポルトガル企業が成長著しいアンゴラへの投資を拡大。欧州での生き残りはもはや難しいだけに、企業の期待は大きい。言語や文化面で利はあるが、ブラジル、中国との競争は厳しい。 ポルトガルの飲料グループ、ユニサーは2009年12月、アンゴラでビール工場の建設許可を獲得した。1億ユーロ規模の投資案件であることに加え、ポルトガルが成長著しいアフリカの元植民地に回帰するという、歴史的にも非常に興味深い転換点となった。 ユニサーの投資により、石油産業を除けば、アンゴラへの最大の海外資本供給源というポルトガルの立場はさらに強固になる。2007年からの投資総額は 10億ドルを突破。12月にポルトガルの国営銀行カイシャ・ゲラル・デ・デポジトスが、アンゴラの国営石油グループ、ソナンゴルと共同出資で投資銀行を設立することで合意したのは、こうした流れを象徴する動きだ。

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