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米12月小売売上高、予想下回る0.3%減=3カ月ぶり減少
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−それでもQ4GDPの強気予想は変わらず−
【2010年1月15日(金)】 − 米商務省が14日発表した昨年12月の小売売上高(季節・営業日調整後)は前月比0.3%減の3530億ドル(約32兆2600億円)となり、市場予想のコンセンサスである同0.5%増を大幅に下回った。
直近3カ月の動きをみると、昨年10月は前月比1.2%増、11月も同1.8%増と2カ月連続で増加したものの、12月は9月の2.3%減以来3カ月ぶりに再び減少に転じた。
しかし、11月は前回発表時の同1.3%増から1.8%増へ、また、10月も1.1%増から1.2%増へとそれぞれ上方改定されており、12月の減少を相殺している。
12月は前月がプラスの伸びで堅調だったカテゴリーの多くが減少に転じ、反動減が現れた格好だ。
エコノミストは、12月の予想外の弱い結果を受けても、10月と11月の伸び率が上方改定されたことから、第4四半期(10-12月)の個人消費は前期比年率1−2%増とプラス成長を維持するとし、29日に発表される同四半期GDP伸び率は+4%を超えて+5%近い強い伸びになるとの予想は変わらないとしている。
JPモルガンとクレディスイスはいずれも同四半期のGDP伸び率を+4.5%と予想している。
他では+5.5%を予想する向きもある。
この結果を受けて、14日のニューヨーク株式市場では株価が上昇。
ダウ工業株30種平均は前日比29.78ドル(0.28%)高の1万0710.55ドルで引けている。

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