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【NY市場】株価底堅く、円相場はリバウンドの動き
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13日のNY市場、円相場はユーロと豪ドルは鈍かったものの、全般的にはリバウンドの動きとなった。
序盤は原油や株価が軟調に推移していたこもあり、リスク資産回避の円買いが急速に入る場面も見られたが、後半は株価が底堅い動きも見せたことから、円安の動きとなっている。
ドル円は91.50近辺まで戻し、ポンド円も堅調な動きとなった。
◆ユーロドルは結局レンジ内に 懸念根強い ユーロドルは前日の高値1.4540水準を越え、一時1.4580近辺まで上昇。
しかしNY時間に入って伸び悩み、結局、ここ数日のレンジである1.4450-1.4550内に戻した。
特にドルが強いという印象は無い。
きょうはIMFの調査団が財政問題でギリシャを訪問しているが、同国のパパンドレウ首相は会見で、IMFの支援は必要ないと述べていた。
また、ユーロからの離脱も無いと述べている。
ただ、ECBは今回のギリシャの債務再編関連法について見解を発表しており、市場に打撃を与える恐れもあると警告している。
この問題への懸念は根強いようだ。
◆資源国通貨は強弱分かれる 豪ドルは軟調、カナダは急速に買い戻し カナダ、豪ドルといった資源国通貨は強弱まちまちの動きとなった。
米週間石油在庫統計などで原油が一時78ドル台に下落する中、序盤は両通貨とも売り圧力が強まった。
ただ、後半になって株価が底堅く推移し、原油も下げ渋り、 資源国通貨も下げ渋ったものの、豪ドルの戻りは今一歩。
金融引き締めによる中国経済の先行きへの不安感も根強く、対中輸出の割合が大きい豪州にとっては懸念材料との見方も出ているようだ。
一方でカナダは対米輸出が圧倒的。
カナダは買い戻され、対ドル、対円で本日の高値圏で終えている。
ドルカナダは一時1.02台に下落。
(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)

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