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12月の原油市況〜1年3ヶ月ぶりの高値
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1.12月の原油市況:1年3ヶ月ぶりの高値
原油相場(WTI、期近物)は、12月11日に2ヶ月ぶりに70ドルを割り込み、14日には69.51ドルと3ヶ月ぶりの安値をつけた。
しかし、その後は急速に値を戻し、年明け6日には83.18ドルと、リーマン破綻前の水準を回復し1年3ヶ月ぶりの高値をつけた。
相場が安値をつけた局面では9日続落、その後高値をつけた局面では10日続伸と、相場は乱高下した。
変動幅が拡大した背景には、11月末のドバイ危機や、12月初めのギリシャの財政危機をきっかけに金融市場が混乱した影響がある。
危機が表面化したさいに、商品相場に影響の大きい米ドル相場が、ユーロ売り・ドル買い戻しからドル高に振れ商品相場を下押した反面、危機が落ち着くとドル売りの動きが再び強まり商品相場を押し上げたためである。

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