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【ロンドン市場】米雇用統計待ち、カナダ乱高下
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週末のロンドン市場前半は比較的静かな展開となった。
ドル円は93円台前半から92円台後半まで軟化した後、93円台前半に持ち直すなど方向性に欠けた。
ユーロドルは1.42台後半から1.43台前半で概ねレンジ相場だった。
個別でポンド買いやカナダ売りが進む場面もあったが、市場全体の流れには影響を及ぼさなかった。
きょう発表される12月の米雇用統計を見極めたいとの見方が強く、取引は手控え気味となった模様。
◆カナダ乱高下、雇用統計は期待外れに きょうはカナダドルが乱高下した。
12月のカナダ雇用統計の発表が近づくとカナダ買いが先行。
直前になって、市場の一部で強い数字が出るとの噂が浮上した。
ただ、実際に発表されたカナダ雇用統計は雇用者数が前月比0.26万人減と予想外の悪化を示すなど期待外れの内容だった。
発表直後は事前に進んだカナダ買いが巻き戻され、ドルカナダは1.03台前半から一時1.03台後半まで急伸、カナダ円は90円台前半から一時89円台後半まで急落した。
◆ポンド買い、モデル系の買い観測 きょうはポンドが堅調だった。
ポンドドルは1.62台前半から1.63台前半まで上昇。
この流れが波及し、ユーロポンドは0.89台後半から0.89台前半まで下落、クロス円が揉み合う中、ポンド円は148円台後半から149円台半ばまで上昇した。
市場ではポンドドルでモデル系ファンドの買いが観測されていた。
東京市場のレンジ上限(1.5955-60レベル)を突破したことで追撃買いが入ったようだ。
英中銀が次回2月の会合で資産買い入れ策を打ち切るとの見方もポンド買い要因。
(Klugアナリスト 鈴木崇浩)

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