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【NY市場】ドル買い戻しの動き
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7日のNY市場はドル買いが優勢となった。
この日発表になった雇用指標は概ね、雇用回復への期待感を示す内容となったが、特に材料視されなかった。
明日の米雇用統計発表を前に、商品市場も反落しており、為替市場も調整色の強い動きとなった。
円相場は菅新財務相の発言をきっかけとした円売りの動きが続き、ドル円、クロス円とも本日の高値圏での取引が続き、ドル円は93円台を維持している。
◆200日線、渡るか引き返すか 雇用統計が材料第1弾か この日のドル買いの動きで、ドル円、ユーロドルとも200日線に顔合わせしている。
きょうは、さすがに抜けず、サポート&レジスタンスとなったが、完全に意識した展開ではあった。
ドル円の200日線は93.50付近、ユーロドルは1.4250付近にあり、中期的な展開を占う上で重要な局面に差し掛かっていることが伺える。
米早期利上げ観測が強まり、200日移動平均の水準を渡るか、それとも引き返すか、明日の雇用統計が判断材料の第1弾といったところか。
重要な経済指標発表時に、重要なテクニカルポイントにマーケットは見事に持ってきている。
◆カナダも一服 ただ、カナダ円は盛り返す 米雇用統計発表を前にした調整で商品市場は上げ一服。
カナダの景況感指数が弱かったこともあり、この日はカナダ上げ一服。
一時1.03を割り込んでいたドルカナダは1.0350近辺にリバウンド。
一時、90.40近辺まで上昇し、昨年来高値に顔合わせしたカナダ円はNY時間に入って値を落としたものの、終盤に盛り返し、90円台を維持している。
(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)

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