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【東京市場】豪小売指標強く、豪ドル買い
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7日の東京市場は、前日の海外市場からの流れを受けて円安水準での揉み合いが続いた。
そのなかで、東京9時半に発表された豪小売売上高が予想を上回る強さだったことを受けて豪ドルが買われた。
11月豪小売売上高は前月比+1.4%と市場予想+0.3%および前回値+0.3%を大幅に上回った。
瞬時に豪ドル買いの反応がみられ、豪ドル/ドルは0.9220レベルから0.9265レベルへ、豪ドル円は85.10レベルから85.60レベルへと上伸した。
また、同時刻に発表された11月豪貿易収支は1.7億豪ドルの赤字と前回2.08億ドルの赤字から縮小した。
市場では強い経済指標で2月の利上げ期待が一段と強まっていた。
現状では0.25%の利上げ派が大勢となっている。
その他の主要通貨の値動きは限定的だった。
ドル円は92円台前半でのレンジ相場、ユーロドルは1.44台半ばを試したが上抜けられず、1.44割れへと押し戻された。
早朝にドルスイスが急落する場面があったことや豪ドル買いの動きにつれてドル安の動きから始まったものの、昼ごろにはドルは買い戻された。
◆菅新財務相への思惑 藤井前財務相が健康不調を理由に辞意を表明、鳩山首相は菅副総裁を財務相として任命した。
昨日の海外市場では、円高のイメージの強かった藤井氏から円安のイメージの強い菅氏への交替をドル円やクロス円上昇の一因と捉える動きがあった。
本日の午後には3時半をメドに菅財務相の就任記者会見が開催されると報じられた。
ドル円は92.20割れから92.30レベルへと小幅高の反応を示した。
景気対策と円相場についての言及があるのか注目されている。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)

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