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【東京市場】円売り優勢、ドル円は92円台回復
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6日の東京市場は、全般に円売りが優勢だった。
ドル円は91円台半ばから次第に水準を上げて午後には92円台を回復した。
前日海外市場の安値からは約90銭の反発となった。
クロス円も買いが優勢だった。
ユーロ円は131円台前半へと下押ししたものの、132円台を回復した。
ポンド円も146円近辺から147円台へと急速に戻した。
豪ドル円も83円台半ばから84円台前半へと買われた。
日経平均は序盤に方向感の乏しい神経質な動きだったが、次第に本邦投資家の買いが強まってプラス圏で取引が安定している。
アジア株も堅調に推移している。
現状では打診的な域は出ていないものの、投資家の動きがみられており、リスク回避色は後退していった。
◆豪住宅指標好調、豪ドルをサポート 東京時間9:30に発表された11月の豪住宅建設許可件数は前月比+5.9%(予想+3.0%)、前年比+33.3%(予想+28.0%)と発表された。
いずれも前回値や予想値を上回る強い結果で、豪ドル買いを誘った。
強い指標が2月の豪中銀利上げ期待へとつながる面も指摘されていた。
現状での市場の見方は0.25%の利上げが優勢になっている。
豪ドル/ドルは0.91近辺から0.91台半ばへ、豪ドル円は83円台半ばから84円台乗せとなった。
ユーロに対しても堅調で、ユーロオージーは1.49台半ばから1.49割れまで下げた。
◆英消費者信頼感指数は予想下回る、店頭価格指数は上昇 東京時間9時過ぎに発表された12月の英ネーションワイド消費者信頼感指数は69と、市場予想72および前回の73(修正後74)を下回った。
また、英小売協会(BRC)発表の12月店頭価格指数は前年比+2.2%と11月の+0.3%を上回った。
英消費動向には懸念材料となりそうだ。
英消費者信頼感指数の落ち込み幅が約1年ぶりとなったことで、消費マインドにかげりが見られる結果だった。
店頭価格の上昇は、原油や食品原料価格の上昇が影響しており、為替相場などの外部要因が強いようだ。
ポンド相場の反応は鈍いが、ロンドン市場で材料視されることもあり注意したい。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)

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