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【NY市場】円買いの動き 昨年末の巻き戻しの動き続く
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5日のNY市場は円買いの動きが加速している。
この日発表になった米中古住宅販売成約指数が予想以上に弱い内容だったこともあり、序盤がドル売りが強まった。
ドル円もサポート水準をブレイクし、一時91.25近辺まで下落した。
この動きにユーロ円やポンド円といったクロス円も下げ幅を加速し、ユーロ円は一時131.50近辺まで下落している。
昨年末には今年の円安期待から、円売りが強まっていた。
米経済指標が回復を期待させる好調な発表が相次ぎ、ドル円が買い戻されていたことも、円相場の大きなサポートとなっていた。
しかし、ここに来て、一旦次の展開を待とうとの動きから利益確定の動きを強めている。
しばらく調整になるか、もしくは上値を追って行くかは、今週末の雇用統計の結果を待ちたいところではある。
なお、藤井財務相の辞任か決定されたことがNY時間に伝わっていた。
ただ、円相場の反応は限定的となっている。
◆ポンド軟調続く 財務懸念根強い ポンドが終始軟調な値動きとなり、対主要通貨に対して下落。
財政赤字への懸念が根強い。
世界最大手の債券ファンドPIMCOが英国債と米国債のディスクロジャーを減らしていることが報告書で明らかになっていたが、同社の関係者がウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)に、労働党が選挙で勝利し、現在の財政赤字削減策を維持すれば、80%程度の確率で英国債は格下げになる可能性を指摘していた。
(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)

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