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【ロンドン市場】売買交錯、ポンド除き方向性欠く
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5日のロンドン市場前半はポンドを除いて方向性を欠く展開だった。
早朝の取引でユーロドルが1.44台後半まで上昇するなどドル安に振れる場面もあったが、ロンドン勢主導の時間帯に移行すると欧州通貨でのドル安は一服した。
NY勢参加前にユーロドルは1.44台後半から一時1.44割れまで下げた。
週末の米雇用統計を見極めたいとの見方で売買が交錯したようだ。
ドル円は91円台後半から92円付近で振幅した。
個別ではポンド売りが目を引いた。
ポンドドルは1.61台半ばから1.60割れ、ポンド円は148円台前半から147円付近まで下落、ユーロポンドは0.89台半ばから0.90台前半まで上昇した。
英国の財政不安や英中銀による追加緩和期待がポンド売り要因となった模様。
◆藤井財務相が辞意、体調不良で きょうは藤井財務相の辞任観測が報じられている。
藤井財務相は体調不良を理由に鳩山首相に辞任を申し出た模様。
鳩山首相は強く慰留しているという。
藤井財務相は昨年12月28日から検査入院しており、5日の閣議後に鳩山首相と会談し、自身の経過について報告したとされる。
このニュースに対し、円相場は目立った反応を示さなかった。
藤井財務相は昨年後半から円高容認姿勢を打ち出していない。
政策スタンスの変化で辞任観測がすぐさま円売りに結びつく状況ではなさそうだ。
◆クロス円まちまち、ポンド円軟調 クロス円はまちまちだった。
豪ドル円、カナダ円など資源国通貨はジリジリと水準を切り上げたが、値動きは東京市場のレンジ内にとどまった。
一方、ポンド円は148円台前半から147円付近まで売られるなど冴えない。
ポンドドルやユーロポンドでのポンド売りが波及した形となっている。
ロンドン市場で報じられた藤井財務相の辞任観測は材料視されていない。
(Klugアナリスト 鈴木崇浩)

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