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第三十三回 ユーロの危機(1/3)
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年末の12月30日、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙がユーロ圏の債務問題を取り上げ、2010年が欧州にとって「試練の年」となると警告した。
『債務危機で2010年は欧州にとって試練の年に 銀行システムへの大打撃とリセッション(景気後退)に見舞われた2年間が過ぎ、ユーロ圏は本格的な債務危機を伴って2010年を迎えることになる。
欧州委員会は、ユーロ圏加盟16カ国中半数の国で国家財政が持続できないレベルに達している高いリスクが存在すると指摘。
各国政府は来年以降、脆弱に見える景気回復を危険にさらすことなく、公的債務と財政赤字を修正する必要性に迫られている。
格付け会社が一段の格下げ姿勢を示しており、債券市場は各国政府の対応への判断を日々示すなか、ユーロ圏の確固たる楽観論者でさえも険しい道のりを予想している。
(後略)』 今回のユーロ圏の債務危機が、大きくクローズアップされた切っ掛けは、ギリシャである。

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