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【東京市場】ドル買い主導
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年初4日の東京市場は、ドル買いの圧力が続くなかで、クロス円は軟調だった。
ドル円は31日の海外市場で一時93.15レベルと4ヶ月ぶりの高値水準を記録した。
年明けの取引も93円近辺での取引から始まったが、上値は限定されて93.10レベルまで。
ただ、下押しも浅く、92.70レベルにとどまるレンジ相場だった。
全般的にドル買いの圧力が継続した。
ユーロドルは1.43台前半から1.42台後半へ、ポンドドルは1.61台半ばから1.60台後半へと軟化して、前週末のNY市場から安値を更新した。
週末のバーナンキFRB議長やコーン副議長の講演および草稿内容が報じられた。
足元の経済状況への発言は控えられていたが、雇用の回復を待たずに異例の刺激策を解除する可能性が示唆されていた。
◆日経平均好調な滑り出しも、クロス円は軟調に 4日は東京証券取引所などの大発会。
新システム「アローヘッド」の導入や、年末に急落した日航が急騰するなど話題が豊富ななかで、日経平均は一時150円高水準に買われるなど好調な滑り出しとなった。
しかし、為替市場でのリスク選好の円安にはつながらなかった。
ユーロ円などクロス円は、ドル円以外の通貨でのドル買い圧力に押された。
ユーロ円は132円台半ばへと下落、前週末NY市場から約1円の円高・ユーロ安となった。
ポンド円も149円台後半から前半へ、豪ドル円は83円台半ばから前半へと押し下げられた。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)

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