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【NY市場】ドル円、92円台に上昇
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29日のNY市場は後半になってドル買いが優勢となった。
この日発表された米経済指標が底堅かったことや、債券市場で、過去最高に拡大していた2-10年債の利回り格差が縮小する動きとなったことも、ドル買いを誘発したとの指摘も。
ドル円は91円台後半に売りオーダーが観測されていたものの突破し、10月27日以来、約2ヵ月ぶりに92円台に上昇している。
◆ユーロ円、重要な局面入り ユーロ円はNY時間の終盤になって、ドル買いの動きから伸び悩んだ。
ただ、約3週間ぶりに132円台まで戻してきている。
ポイントは132円台前半を固められるかどうか。
132.30近辺に10月26日と12月4日の高値を結んだ上値抵抗線があり抵抗感も強い水準。
132円台を固められれば、一目均衡表の雲入りの可能性も広がる。
10日と21日移動平均線のゴールデンクロスも示現しそうな気配で、上昇シグナルへの期待感も出てきており、この先を占う上で重要な局面に入りつつある。
◆円売り推奨の動きも 時節から金融機関の2010年に向けた見通しや推奨が相次いで出てきているが、ドル安一服感とともに、円売りを推奨する声も多く出て来ているようだ。
大手邦銀は日本の需給ギャップは非常に大きく、賃金低下やデフレから、日銀の金融緩和姿勢は継続し、G7の中では利上げが最後となる。
その影響から、徐々に円キャリー取引が復活すると見込んでいるようだ。
日本経済の弱さが、そのまま円安に繋がって行く可能性を指摘している。
また、欧州系銀行もドル円のロングポジションを推奨。
同行独自の調査による年末にかけた資金フローの動きから、投資家は引き続き、円の低金利を使ったリスク選好的な動きをとることが予想されという。
年末年始に出て来る、この手の予想は参考程度に捉えて置くことが無難だが、FRBの利上げを含む出口戦略とともに、日本が先進国の中で、唯一のデフレ国である点に、再び市場が着目するかは、年前半の注目点ではある。
(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)
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