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【NY市場】方向感のない動き ドルは底堅さも
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29日のNY市場は方向感の無い展開。
特に目ぼしいイベントも無い中、年末ということもあり、市場参加者の動意は薄いようだ。
ややドル売り優勢で始まったものの、クリスマス商戦が好調との一部調査もあり、ドルは底堅さを見せた。
ドル円は91円台半ばでしっかりの動き。
欧州通貨は、まちまちの動きで、ユーロは後半に軟調だったものの、ポンドは強い動きを見せた。
ポンド円は146.70近辺まで上昇している。
全体的には次の展開待ちといった雰囲気。
きょうの唯一の注目材料だった米2年債の入札は応札倍率が前回を下回るなど弱い面も見られたが、特に反応は限定的となった。
◆カナダが選ばれる理由 カナダの強さが続いている。
原油が買い戻されて来ており、更に強さを増しているようだ。
対ドル、対ユーロ、円でも上昇。
そして、同じ資源国通貨である豪ドルに対しても、買いが続いている。
強さの背景には以下の点があげられる。
まずは米景気回復期待。
カナダ経済は対外依存度が高く、輸出がGDPの約34%を占めている。
その8割は米国向け。
自動車、資源などが米国向けに積極的に輸出されている。
隣国でもあることから、米経済への依存度が、どこの国よりも高く、米景気回復期待はカナダ景気回復期待と直結する。
そして、財政赤字について他国ほど懸念は無い。
また、豪ドルと伴に資源国通貨として位置づけられるが、豪ドルは他国に先立って利上げを実施、連続利上げ期待に一服感が出てきており、期待という面でカナダが見直されているのかもしれない。
カナダ中銀は2010年第2四半期の終わりまで、現在の超低金利政策を継続することが妥当としているが、早々にこの文言が削除される可能性を市場は見ているのかもしれない。
次回の政策金利発表は1月19日になる。
その際、カナダ中銀の、最新の経済見通しも発表され、上方修正が期待される。
(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)
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