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子供を助けて犠牲になった大学生と、その遺体で稼いだ輩(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
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- 湖北省荊州市は、省都の武漢市から西へ約240キロメートル、市内を長江が貫流する長江中流域の要衝の地である。荊州は『三国志』の劉備や関羽に所縁(ゆかり)の地として名高く、春秋時代の呉国の名将である伍子胥(前559〜前484)の出身地としても知られている。 2009年10月28日、その荊州市で長江に落ちた2人の子供を救助しようとして命を落とした大学生3人の追悼式典が厳かに挙行された。 わずか1カ月半の大学生活 その3人とは、長江大学1年の男子学生、陳及時、何東旭、方招である。彼らが湖北省内の実家を離れて荊州市にある長江大学に入学したのは9月初旬、それからわずか1カ月半の大学生活を過ごしただけで、19歳の若者3人はこの世を去ったのである。

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