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国債が「サブプライム」化する(FINANCIAL TIMES)
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- 金融危機の再発防止策として銀行に国債保有を促すことは、新たな火種になりかねない。国債にはインフレによる価値劣化や、量的緩和終了による価格暴落のリスクがある。最も危険なのは、現状に甘んじる政治家が政府債務縮小に真剣に取り組まないことだ。 数週間前、国際決済銀行(BIS)のリサーチ責任者クラウディオ・ボリオ氏は20カ国・地域(G20)の首脳に対し、現在の金融政策立案者は「バックミラーばかりを見て運転している」と重々しく警告した。西側の金融当局者は過去のリスク要因に気を取られるあまり、新たな危険を察知できずにいる。 さらに問題なのは、政策当局者は1つの金融危機への対応として拙速に改革を実行しようとする中で、次の危機の呼び水となるような歪みを生み出す傾向があることだ。

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