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【NY市場】前半の株価上昇でドル買い戻し
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19日のNY為替市場はドルの買い戻しが優勢となった。
きょう発表になった 景気先行指数が予想を上回ったことをきっかけに、ドル買いが優勢となった。
この指標に株価も上昇。
需給の改善からアナリストによる半導体セクターの 投資判断引き上げをきっかけにハイテク株が買われ、市場にポジティブな雰 囲気が広まった。
米国債の利回りも上昇、原油高も落ち着き、ドルも買戻しが 優勢となった。
ただ、後半になると、株、債券など他市場は逆の動きが強まっ たが、為替市場ではドルは底堅く推移していた。
ドル買い戻しとなったものの、今ひとつ方向感はない。
この先の米経済の見通し について、過度な悲観論は後退しているものの、一方で楽観視できる材料もない。
原油の動きとともに、次の材料待ちの状態が続いている。
◆ドル円は戻す動き 10日線付近に上昇、100日線は超えられず ドル円は買いが優勢となった。
ロンドン時間に一時103.60近辺と、先週末の安値 近辺に下落したがサポートされる中、NY時間に入って買いが強まり、104円台を 回復、ストップを巻き込んで、104.60/70水準まで一時上昇した。
その後、株価が 伸び悩んだことで、ドル円も伸び悩んだものの、底堅い動きとなった。
きょうの上昇で、10日移動平均線(104.30)の水準を再び回復している。
100日移動 平均線(104.60)は、さすがに跳ね返されたといった状況だが、さらに上値を試すか 注目される状況ではある。
◆ドル買い戻しでユーロ軟調 ドル買戻しの中、ユーロドルは軟調な動きとなり、1.55台後半から、一時1.54台 に下落する場面も見られた。
1.55の水準は維持されたが、きょうは軟調な動き が続いた。
市場は薄商いだったようだ。
先週は強い動きとなっていたユーロドルだが、欧州系銀行によると、先週はヘッ ジファンドが活発に買い手となっていた模様。
一方、個人投資家は売り、企業 はニュートラル、機関投資家は適度に買っていたようだ。
◆ポンドドルは軟調な動き 今週はMPC議事録の発表 ドル買いの動きからポンドドルも軟調な動きとなり、ロンドン時間の1.96台から 一時1.9460近辺まで下落している。
東京時間に発表になったライトムーブ住宅 価格は強い内容となったが、特に反応は見られていない。
今週は今月8日に行われた英中銀金融政策委員会(MPC)議事録の発表が予定 されている。
市場では9対0の全会一致で据え置きが決定されたと見込む向きが 多い。
しかし、ハト派のブランチフラワー委員辺りが利下げを主張し、反対票を投 じている可能性もありそうで、注目されるが、ブランチフラワー委員の反対票であ れば、ある程度想定範囲内か。

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