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【ロンドン市場】円安とポンド高、リスク回避色は薄れる
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日のロンドン市場前半の取引は、円安およびポンド高の動きが中心となった。
円安のきっかけとなったのが鳩山首相の、円独歩高は放置できない、との発言。
ドル円は東京市場から上昇傾向をみせていたが、87.40近辺まで一段高となった。
欧州株が、取引序盤に前日終値近辺での揉み合いとなったこともリスク回避色を弱めていた。
ユーロドルやポンドドルはドル円につられてドル買いの動きを見せる場面もあったが、金相場が最高値を更新する動きにドル安方向へと転じた。
特に強かったのがポンドで、市場ではユーロ売りポンド買いの大口取引の観測がでていた。
デール英中銀委員が英国経済のインフレを警戒する発言があったこともポンド高の材料だった。
ポンドドルは1.65台半ばから1.67台手前まで上伸した。
ただ、ポンド以外の主要通貨の値動きは限定的だった。
ユーロドルは1.5065-1.5110レンジでの振幅だった。
クロス円はポンド円の上昇が主導し、144円台前半から145円台後半まで買われた。
対ポンドでは軟調なユーロも対円では買われ、131円台前半から後半へと上昇する動きをみせた。
ただ、ロンドン中盤にかけては欧州株がやや下げ幅をやや拡大したことで、131円台半ばへと小反落した。
ドル円も87円台半ばの水準がカベとなり上昇力が鈍った。
◆鳩山首相の発言に、ドル円が反応 鳩山首相は白川日銀総裁との会談を行った。
政府・日銀が連絡をより一層密にとる、との方針が実行された。
これに関連して鳩山首相は、円独歩高は放置できない、との発言が報じられた。
市場は政府・日銀による円高対策、介入への思惑に敏感になっており、ドル円が86.95レベルから瞬時に87.20レベルへと上昇した。
ただ、その後は売買が交錯し97.40近辺まで上昇する場面もあったが、87.10レベルまで売り戻されるなど揉み合いが続いた。
白川日銀総裁は、首相との会談について、昨日の追加緩和策について説明した、経済・物価・為替などについて意見交換した、と述べたが、もう一段の金融緩和策は求められていない、としていた。
◆デール英中銀委員、短期的にインフレが急速に上昇する可能性 デール英中銀委員は、現行の金融政策は資産価格に対するリスクを高める、短期的にインフレが急速に上昇する可能性、トレンド上回る成長のときのインフレを懸念、大幅な赤字削減の必要性は明白、成長に向けて景気安定化の兆し、と述べた。
市場ではポンド買いの強まっていた折、同委員のインフレリスク発言でポンド買いを一段と強める動きをみせた。
大口のポンド買い観測もあり、ユーロポンドは0.91近辺から0.9030台まで下落した。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)
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