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【東京市場】 ドル円一時84円台 95年7月以来の安値水準
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27日の東京市場、円相場は乱高下した。
前日の海外市場は、政府系持ち株会社のドバイ・ワールドが債務返済の延期を要請したことで、市場全体に信用懸念が再び台頭、英主要銀行など欧州系金融機関のドバイ向けエクスポージャーの大きさが不安材料となって、前日の欧州株は急落していた。
リスク回避の動きが強まっていた円相場は、朝方の薄いマーケットで、更に不安感を煽られた格好。
投機筋のテクニカル的な仕掛けが入ったようだ。
CTA(商品投資顧問)の売りも憶測されていた。
ドル円は95年7月以来の安値水準である84円台まで一時下落し、クロス円も売りが強まった。
ただ、藤井財務相が井財務相が「今の動きは過剰、措置を取ることもあり得る」と前日よりは介入積極姿勢を示す会見だったこともあって、急速に買い戻され、朝方の下げを取り戻した。
ただ、日経平均の下げ幅が300円を超すなど、ドバイショックにより、世界的に株式市場は総崩れの状態となっており、きょうのNY株を警戒したドル買い戻しが、午後になって優勢となっていた。
◆政府・日銀レートチェック 実弾介入は非現実的か 午後になって、政府・日銀が為替市場でレートチェックしたのではとの観測が広まった。
為替介入については、可能性を指摘する向きもあるものの、、協調介入は難しく、一方で日本政府の単独介入では効果は一時的とも見られる。
スイス中銀が今年の夏場に介入を実施していたが、結局、スイスは介入時点に戻しており、それを証明している。
政府の対応はレートチェックや口先介入までに留まるのか。
米国が利上げに舵を切らない限り、ドル安の動きは根強そうが、一方で、きょう発表になった10月の全国消費者物価は前年比でマイナス2.5%、生鮮食料品除くコア指数も前年比マイナス2.2%となっている。
デフレ状態が深刻な中、円買いにも限界があるものと思われるが。
(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)
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