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【ロンドン市場】ポンドが振幅、英中銀総裁証言が注目される
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24日のロンドン市場前半の取引は、往って来いの振幅相場だった。
序盤はリスク回避的な動きから始まった。
日経平均が96円安と冴えない展開で引けたことに加えて、中国の上海総合指数が4%近い大幅安となったことが嫌気された。
ドル円が88円台半ばに下落したほか、クロス円も全般に下げ幅を拡大した。
ユーロ円は132円近辺、ポンド円は146円台半ばへと下げた。
また、原油や金など商品市況も下げたことで、リスクマネーに敏感な豪ドルも軟調だった。
独GDP確報値は予想通りで反応薄だった。
ただ、欧州株が下げ渋ると円買い・ドル買いの動きも落ち着き、独Ifo景況感が予想を上回ったことでユーロ買いの動きもみられた。
また、英中銀総裁の議会証言と前後してポンド売りの動きが強まった。
証言では出口戦略の糸口は見出せず、慎重な論調が目立った。
ロンドン市場は次第にポンド主導の展開に移行していった。
その後はNY勢の参入を控えて、ポンド売りにも調整が入る往って来いの展開だった。
英FT指数やダウ平均先物がプラス圏を回復したことがきっかけ。
ポンドドルは1.65近辺まで売り込まれたが1.65台後半へと戻す神経質な動きをみせた。
ユーロポンドは一時0.90台後半まで上昇したが、0.90台前半へと戻した。
ユーロドルも1.49台前半から1.48台後半へ下げた後、1.49台後半へと買い上げられて、きょうの高値を付けた。
一方、ドル円は88円台後半で戻りの鈍い展開だった。
◆英中銀総裁、出口戦略のタイミングは困難な判断に キング英中銀総裁など英金融政策委員メンバーが下院で証言した。
景気回復の兆候があり2・3年後には利上げの可能性があると示唆されたものの、そのタイミングは非常に困難であると述べられた。
景気に対する全般的なトーンは慎重なもので、企業の支出抑制で家計所得・収入に関しては不透明感、海外の回復の兆候が歓迎されるが需要は危機前の水準を下回るだろう、とされた。
一方、目先のインフレは上昇傾向が予想されているが、中期的には余剰生産能力がインフレを抑制するとした。
センタンス委員やボーゼン委員からも力強い証言は得られなかった。
ポンドは証言前から軟調だったが、証言を受けて来年の利上げの可能性は低いとみて一段とポンド売りが進んだ。
◆ドル円・クロス円は頭重い展開 ドル円やクロス円は東京市場での売り圧力が影響して、序盤に一段安となった。
ドル円は88.55レベル、ユーロ円は132円近辺へと下げた。
上海総合指数が軟調だったことや欧州株序盤が売り先行したことがリスク回避的な円買いをもたらした。
欧州株や米ダウ平均先物が下げを消すと、クロス円もロンドン早朝の水準を回復したが、ドル円は一時88.51レベルと前日安値を下回った。
26日の米感謝祭を控えて、今週前半は蓄積した円売りポジションを整理する圧力が働いているようだ。
(Klugシニアエコノミスト 松木秀明)
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