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【東京市場】豪ドル買いの動きが主役
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12日の東京市場では、豪ドル買いが強まり、その他の通貨へも影響が広がった。
9月の豪雇用者数が予想外の増加となったことから豪ドル買いが殺到した。
豪ドル/ドルは瞬時に50ポイント超の上昇となった。
その他の主要通貨でもこの動きに連動する形で、ドル安・円安の動きが広がった。
ただ、豪ドルの上昇が一巡すると、反落の動きもきつく、往って来いの相場展開となっていた。
ドル円は90円に乗せ切れずに89.60台まで反落、ユーロ円は134円台後半での振幅、ポンド円も149円をめぐる上下動に留まった。
ユーロドルやポンドドルも同様に1.50近辺、1.66近辺での往復だった。
ただ、さすがに豪ドルだけは調整の動きが軽く、上昇幅の半値程度までの調整で高止まりした。
株式市場は一部に利益確定の動きもみられたが、概ね高値圏での取引だった。
また、金先物が前日NY市場につけた高値を上回り、連日の最高値更新となった。
市場にはリスク選好ムードが根強かった。
ただ、午後は様子見の動きとなり、一段の買いは手控えられていた。
日経平均は前日終値水準へと押し戻された。
◆豪雇用者数、予想上回り 豪ドル買いに 10月の豪雇用者数は前月比2.45万人増と発表された。
市場では1万人減を見込んでいたことから一気に豪ドル買いが強まっている。
豪ドル/ドルは0.9310レベルから0.9370近辺、豪ドル円は83.70レベルから84.20レベルへと急伸した。
なお、10月失業率は市場予想通り5.8%へと悪化した。
雇用者数が2ヶ月連続で増加したことで、市場の一部には早くも雇用の回復トレンドが始まったとの評価があり、豪中銀は12月も利上げを実施するとの観測を強めた。
ただ、APEC会議のためにシンガポールを訪れているスワン豪財務相は、景気刺激策のピークは過ぎた、と経済回復を楽観視しつつも、失業率は今後一段と上昇する可能性がある、との懸念を示していた。
◆APEC閣僚・財務相会合 12日はシンガポールでAPEC閣僚・財務相会合が開催されている。
各国高官の発言が報じられた。
ガイトナー米財務長官はAPEC会議に際して、APEC諸国が通貨を市場ベースとするようにうながす、と述べている。
また、世界の新たな成長パターンについて議論する、と述べた。
また、ホワイトハウスは、オバマ米大統領がAPECなどアジア歴訪に先立って12日に経済に関する声明を発表する、としている。
世界的な不均衡是正のために人民元のより一層の柔軟な運用が求められそうだ。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)
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