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【ロンドン市場】 ドル相場振幅、方向感見えず
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16日のロンドン市場は、序盤はドル売りが強まったものの、
反転してドルが買い戻される往来相場になった。
NY市場の参加を控えて再びドル売りが優勢になるなど 振幅が激しかったが、方向性は乏しかった。
原油先物が最高値を更新したことで、資源国通貨が買われた。
◆ドル円、104円台での振幅 ドル円は東京市場後半は104.70近辺でのこう着状態が続いた。
ロンドン市場早朝に104.50を割れると104.10台へと下落した。
目立った材料は無く、ポジション調整の動きが中心だった。
欧州株が堅調に取引が始まり次第に上昇幅を拡大、 英FT指数は前日比1%超の大幅高となった。
ドル円は反転して104円台半ばを回復すると、 一時104.80台へと大きく反発した。
全般的には方向感に欠けた往って来いの相場だった。
◆クロス円、下落後、上昇に転じる ユーロ円などクロス円もドル円と同様に序盤はポジション調整の 売りが強まった。
ユーロ円は162円近辺から161.30レベルへと下落。
その後の反発も大きく、162.30レベルと安値から約1円の上昇となった。
ポンド円も203円から204円台前半での振幅をみせた。
◆ユーロドル、1.5450-1.5520で上下動 ドル相場を代表するユーロドルも方向感に欠けた振幅相場だった。
欧州金融当局者の発言が相次ぎ、ユーロ相場は神経質に反応した。
インフレリスクを警戒する発言や景気後退を懸念する発言が 入り乱れた。
ユーロ圏経済に対する見通しが混乱している状況が 伺い知れることになった。
◆原油先物、最高値更新、資源国通貨堅調 ロンドン市場で方向性が明確だったのが資源国通貨買いの動き。
原油先物が堅調に推移して、NY市場開始前の時間外取引で 1バレル=127ドル台に乗せ、最高値を更新した。
カナダドル、豪ドル、NZドルといった資源国通貨が大きく買われた。
ドルカナダは一時0.9950台と3月19日以来2ヵ月ぶりの安値をつけた。
カナダ円は105円台乗せ、豪ドル円99円台後半、NZドル円80円台後半と 高値を更新する動きになった。

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