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【東京市場】円相場はこう着、GDPの結果も反応限定
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16日の東京市場では豪ドルが堅調。
ユーロドルも水準を切り上げた。
ドル円は日本のGDPが予想を上回ったが反応は乏しく、もみ合いに終始した。
◆豪ドル 中国筋の買い観測 豪ドル/ドルは0.9390レベルから0.9458レベルまで堅調に推移。
中国筋の豪ドル買いが指摘されていた中、ストップを巻き込み上昇した。
豪ドル/NZドルが豪ドル高・NZドル安の動きとなったことや、 豪株式市場の上昇も豪ドルをサポートした。
豪ドル円は98.28レベルから98.97レベルまで上昇。
全般的にクロス円の値動きが目立たない中、しっかりと推移した。
◆ユーロドル堅調、ソブリンネームのユーロ買いの噂も ユーロドルは1.5436レベルから1.5485レベルまで水準を切り上げた。
値動きは大きくなかったが、ソブリン系のユーロ買いが噂されていた。
◆ドル円 狭いレンジ内で推移 日本のGDP発表前にドル円は104.92レベルまで上昇した後、 アジア系の売りに押され104.60レベルまで反落。
NY市場のレンジを引き継いだ展開で、目立った値動きはなかった。
オプション絡みの売買が値動きを抑えているとの指摘もあり、 次第に振幅が収縮した。
◆G7の100日ルールが話題に 4月に7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が示したいわゆる「100日ルール」の 期限が近づき、欧米の金融機関が信用供与を厳格化させているのではないかとの 報道が話題を集めている。
ロイター通信が伝えた。
G7が提言の中で金融機関の中間決算において「リスクに関するしっかりとした 情報開示を行うよう強く促す」としたため、欧米の金融機関が6月中間決算までに 信用供与枠を絞り込む可能性があると見られている。
仮に信用枠が縮小されると、これまでドル売りを進めてきたヘッジファンドなどが ポジションの解消を迫られ、ドル高圧力が増すとのシナリオのようだ。
実際、最近数週間でファンド筋のドル買い観測は増えているが、あくまで一時的な 要因であり、ドル高局面は長続きしないと指摘されている。
また、信用枠の縮小を 進めている金融機関が多いならば、資金繰り悪化懸念が再燃するのではないかとの 危惧もあるようだ。

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