| スポンサーリンク |
【NY市場】期待先行でドル安、声明発表で乱高下
- 記事詳細
-
4日のNY市場はFOMCの結果発表を前にドル安が進んだ。
一連の米経済指標が市場予想を下回ったことで低金利政策の継続期待が浮上した。
ユーロドルは1.47台半ばから1.48台半ばまで上昇、ドル円は91円付近から90円台半ばまで下落した。
この間は米国株や原油・金など商品が買われるなどリスク選好型の取引が活発だった。
後半に差し掛かるとFOMCの結果発表を控え、ユーロドルは高値圏で揉み合いに転じた。
リスク選好型の取引は一服し、ダウ平均や原油先物は上げ幅を縮小する展開となった。
実際に発表されたFOMCの結果は市場の期待と概ね一致する内容だった。
政策金利は0.00〜0.25%で据え置き、声明では低金利政策を長期化する方針が再表明された。
ただ、政府機関債の購入額が1750億ドルに縮小されるなどやや意外な面もあった。
FOMCの結果発表直後はユーロドルが90ポイント近く振幅するなど値動きが荒れた。
事前の織り込みが進んでいたため、ポジション調整に翻弄される格好となった。
ユーロドルは一時1.49台に乗せたが、結局は1.48台半ばまで伸び悩んでいる。
◆FOMC声明、低金利維持で安堵感 FOMC声明では、異例の低金利を長期間に渡って(for an extend period)継続するなど、前回9月の声明で盛り込まれた低金利政策の長期化を示唆する文言が踏襲された。
市場では長期間という文言が別の表現に差し替えられるとの見方も出ていた。
文言以外で目立った点としては、政府機関債の購入規模縮小が挙げられる。
縮小は最近の購入実績と一致したもの、政府機関債の供給が限られていることを反映したとしている。
声明は近い将来の利上げには慎重だが、信用緩和策の縮小で一歩前進したと評価できそうだ。
◆クロス円、FOMC声明で一時円安に振れる クロス円はFOMCの結果発表を挟んで円安に振れた。
ユーロ円は一時135円台半ば、ポンド円は151円台前半、豪ドル円は一時83円台前半まで買われた。
ただ、FOMCの結果発表時を除くと様子見が中心でリスク選好型の円売りは今ひとつだった。
ドル円もクロス円とほぼ同様で、90円台半ばから91円台前半と比較的広いレンジで推移した。
(Klugアナリスト 鈴木崇浩)
| スポンサーリンク |
