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報酬に見合わぬ責任の大きさ エコノミストが指摘
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2008/03/25(火) 04:41
世界の金融システムを担う各国中央銀行総裁の報酬は、責任の大きさに見合って
いないとするリポートをスウェーデンのリクスバンク(中央銀行)のエコノミストらがま
とめた。
24日付の英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。
中央銀行は政治に干渉されないとの合意が独立性の維持につながっているが、「 驚くほどの」報酬の違いが、中銀総裁の仕事にどのように影響しているかはほとん ど合意がないとしている。
たとえば、ノルウェー中銀総裁の報酬は、1人当たり国民総所得(GNI)の3倍だが、 ドルペッグ制を取る香港では国民総生産(GNP)の46倍もある。
一方、世界経済の 中心の米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長はGNIの4.1倍にすぎない。
中銀によって、総裁解任の方法も異なる。
FRBのバーナンキ議長はあらゆる理由で 大統領から解任されることがあり得る半面、対極にいるのが欧州中銀(ECB)のトリ シェ総裁で、解任には裁判所の決定が必要だ。
リポートはまた、報酬についての考え方は主には2タイプあると報告。
ひとつはバー ナンキ議長のように、かなり低いケース。
これは公益事業に対する使命という米国伝 統の考え方。
もうひとつは、多額の報酬を用意することで能力が高い人材の獲得と 汚職防止につながるとする考え方だ。
ECBは今月、透明性向上に向けて、初めてトリ シェ総裁と幹部の報酬を公開。
トリシェ総裁の昨年の報酬は53万3000ドルだった。
イタリア中銀のアントニオ・ファツィオ総裁が2005年、銀行の買収に関与したとの疑惑 で辞任するなど欧州では近年、中銀のコーポレートガバナンス(企業統治)の重要性 が高まっている。
(共同通信)

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