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【NY市場】ドル安進行でユーロドル1.50台乗せ、原油急騰で
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21日のNY市場は、ユーロドルが昨年8月以来の1.50台で取引されるなどドル安が進行した。
強い米企業決算を受けた株高や需給逼迫懸念による原油高を背景にリスク選好の動きが広がった。
英MPC議事録を受けてロンドン市場で大きく値を上げたポンドドルは1.66台まで高値を伸ばした。
序盤はNY株式がウェルズ・ファーゴなどの好決算をうけて上昇したことがドル売りにつながった。
さらに、原油先物が上昇し続けたことがドル売りの流れを継続させた。
米エネルギー省の週間在庫統計でガソリン在庫が大幅減となったことで、原油に需給逼迫懸念が強まった。
原油先物12月限は一時82ドルまで上昇、年始来高値を更新した。
ドルカナダは1.04割れとロンドンタイムの高値から約200ポイントの大幅な下げとなった。
リスク選好の流れに沿って、クロス円の上昇も目立った。
ユーロ円は135円台後半から137円近辺へ、ポンド円は150円台後半から151円台半ばまで一段高となった。
資源国通貨にも買いが集まり、豪ドル円は83円台後半から84円台後半へ、カナダ円は86円近辺から87円台半ばへと買い進まれた。
一方、ドル円は91円を挟む水準で方向性に欠ける取引が続いた。
主要経済指標の発表が無いなかで唯一、米地区連銀報告が発表されたが、緩やかな改善を示す内容で無事通過した。
ただ、米株が取引終盤にマイナス圏へと反落したことで、ドル安・円安水準から押し戻される場面もあった。
NY株式の取引時間終了後に発表されたイーベイなど米企業決算は予想を上回り、再びドル売り・円売りが息を吹き返して終了した。
◆米地区連銀報告 12地区の多くの業種で安定ないし改善の兆候 米地地区連銀報告(ベージュブック)が公表された。
12地区の多くの業種で安定ないし改善の兆候、全般に経済活動は上向いてきたが改善の度合いは小さい、住宅と製造業は今年の夏からの回復傾向が続いている、商業不動産は最も回復の遅れた分野で悪化が続いている、消費支出は各地区でまちまち、労働市場はまちまちだが一部に改善も、など。
発表直後は、為替市場では円安の反応がみられた。
ドル円は再び91円台乗せ、ユーロ円は137円手前へと高値を伸ばした。
一方、NY株式はプラス圏での揉み合いが続き目立った反応をみせなかった。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)
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