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【NY市場】米株堅調で、リスク選好型のドル売り進む
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19日のNY市場は、ダウ平均が年初来高値を更新するなど株式市場が堅調に推移した。
株高のきっかけとなったのがNY連銀がリバースレポを試験的に実施した際の声明で、金融引き締め措置ではない、との文言が金融緩和が当面継続するとの見方を強めた。
為替市場ではリスク選好型のドル売り相場が進行した。
特に資源国通貨の動きが目立ち、豪ドル/ドルは0.92台後半、NZドル/ドルは0.75台後半、ドルカナダは1.02台後半へとドル安が進行した。
ユーロドルは序盤に1.49近辺へと押し下げられたが、再び1.49台後半まで上昇した。
ポンドドルは逆に序盤に1.64台前半へと上昇した高値をつけた後は1.63台後半へとやや調整された。
ドル円は90円台での振幅が続き、90円台前半から半ばへと戻して取引を終了している。
本日は米経済指標のゴールデンタイムに主要指標の発表が無く、もっぱら株式動向をにらんでの取引となった。
NY株式は、企業決算への期待感などで堅調に推移した。
取引終了後のアップルでテキサスインスツルメンツの決算はいずれも市場予想を上回り、一段とドル安を加速させた。
ドル安を背景に商品市況も金や原油が取引終盤に一段と買われ、リスクマネーの流入が続いていた。
◆バーナンキFRB議長、アジアと金融危機についての講演 バーナンキFRB議長がアジアと金融危機についてのテーマで講演を行った。
アジアが世界景気を牽引している、アジア諸国は景気刺激策の解除については慎重に判断すべき、保護主義には強く警戒、貿易および資本収支の不均衡拡大を回避すべき、貿易黒字国は内需拡大すべき、成長と経済の開放度には相関関係がある、などと述べている。
また、米国の財政赤字削減に向けた取り組みを明確に、出口戦略には早期実施のリスクを熟慮、などとも述べている。
株式市場は序盤の揉み合いを経てから買いが強まり、ダウ平均は年初来高値を更新している。
バーナンキFRB議長の講演内容には特段、ネガティブな市場の反応はみられなかった。
◆NAHB住宅市場指数は予想下回るも、ドル安推移 東京午前2時に発表された10月のNAHB住宅市場指数は18と、前回9月の19から1ポイント低下した。
株式市場は発表直後に売りの反応がみられたが、限定的な動きに留まり、各指数とも高値水準での取引が続いた。
11月末に初回住宅購入者向け税控除措置の期限を迎えることがマイナス材料となった。
ただ、米財務省や米住宅当局が州および地方の住宅金融機関の支援のためのプログラムの開始を発表するなど、今後も支援策や税控除措置の延長などが見込まれるとの楽観論もあり、為替市場でのドル安推移には影響しなかった。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)
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