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建国60年の中国の楽観主義(FINANCIAL TIMES)
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- “自称”共産党は期待通りの奇跡を起こした。数億人が貧困から解放され、経済大国にもなった。国民は国家の矛盾を意識しつつ、容認している。 「俺たちはヒヨコみたいなものさ。大きくなるとガチョウになり、羊になり、牛になる。牛の次は共産主義だ。そうなれば毎日餃子や肉が食える」 共産主義、少なくともその中国版は期待された通りの奇跡を起こしたようだ。ここに至る道は苦痛に満ち、多くの血が流れた。だが自称・共産党は責務を果たした。映画監督、張芸謀(チャン・イーモウ)氏の1994年の作品「活きる」の主人公が息子と孫に語った通り、実際、大方の中国人の暮らし向きは良くなった。 かつては作品が反体制的として上映禁止になったこともある張監督の自伝的作品「活きる」は、中華人民共和国誕生から60年、鄧小平の経済改革から30年を経た中国について多くを物語る。

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