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【NY市場】強い米経済指標を受け、株高・ドル安に
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週明け5日のNY市場は、強い米経済指標や株の反発の動きを受けてドル安が進行した。
ロンドン市場からは円高・ドル高傾向とリスク回避的な流れを受けて始まったが、米ISM非製造業景気指数が予想を上回るとNY株式は堅調に推移し、ドル安へと流れが転じた。
ユーロドルは1.46割れ水準から1.46台後半へと反発、ドル円も89円台後半から89円台前半へと一段安となるなどドル安が進んだ。
特にNZドル/ドルが堅調となり、0.72近辺から0.73台乗せまで大きく買われた。
原油や金相場も軟調な流れが堅調へと転じた。
ドルカナダは1.07台後半から1.07台割れまでカナダ買い・ドル売りが強まった。
クロス円は全般に方向性が乏しく、通貨ごとにまちまちの動きを示した。
NZドル円が65円台に上昇するなど資源国通貨が堅調だった一方で、ポンド円は冴えない動きとなり142円台半ばで底ばいとなった。
先週はISM製造業景気指数が予想ほど伸びず、米雇用統計も前回より悪化するなど米景気回復に停滞感が漂っていたが、週末のG7でドル安が事実上容認されたことに加え、強い米経済指標の発表などでNY株式もようやく反発し、再び期待感が広がった形だった。
本格的な回復はこの後の米企業決算の発表を待つことが必要となる。
◆米ISM非製造業景気指数が予想上回る 9月の米ISM非製造業景気指数は50.9と前回の48.8および市場予想50.0から大きく改善し、景気判断の分岐点である50を上回った。
50超えは08年8月以来で、水準自体は2009年5月以来の高水準となった。
内訳をみてみると、景気指数55.1(前回51.3)、新規受注54.2(49.9)、受注残高51.5(41.0)、新規輸出受注48.5(54.0)、輸入51.5(49.0)、在庫62.0(67.5)、価格48.8(63.1)、雇用44.3(43.5)、入荷遅延50.0(49.0)となっている。
新規受注や受注指数、景気指数などの押し上げ効果が大きかった。
発表当初は市場にやや気迷いの動きもあったが、NY株式が上昇し始めると、為替市場もリスク選好的なドル売りの流れとなった。
米経済活動の主要部分を占めるサービス業の景況感改善が各市場に好感されていた。
◆米10年物インフレ連動債入札は好調 米財務省は、70億ドル規模の米10年物インフレ連動債入札を実施した。
最高落札利回りは1.51%だった。
応札倍率は、3.12倍と前回7月の2.51倍から大きく跳ね上がり、好調に入札が行われた。
ただ、為替市場への直接の影響は不透明だった。
今週はこの後も一連の長期債入札が控えている。
6日には3年債390億ドル、7日は10年債200億ドル(リオープン)、8日には30年債120億ドル(リオープン)など総額710億ドルに及ぶ。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)
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