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【NY市場】ドルが振幅、原油高で資源国通貨は堅調に
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月末のNY市場は、ドル相場を中心とした振幅相場だった。
序盤は弱い米経済指標の発表でリスク回避的なドル買い・円買い。
中盤にかけては米株式の持ち直しでリスク選好的なドル売り・円売りに転じた。
しかし、終盤にかけては米株式が再び軟化し、為替市場は方向性を失いレンジ内での上下動に終わった。
円やユーロなど主要通貨はロンドン市場からのレンジを踏襲した。
ドル円は89円台での振幅、ユーロドルは1.4570台から1.4670近辺での上下動だった。
ポンドドルはやや上値が重く1.60周辺での取引だった。
一方、豪ドル、NZドル、カナダドルといった資源国通貨は原油高を背景に堅調な推移だった。
豪ドル/ドルは0.87台後半から0.88台前半へ、NZドル/ドルも0.71台後半から0.72台半ばまで水準を上げた。
米経済指標は、第2四半期GDPが上方改定される一方、ADP雇用統計やシカゴPMIは予想より悪化するまちまちの結果だった。
また、NY市場前半には米当局者の発言が相次ぎ、それぞれニュアンスの違いはあったものの、いずれも長期間の低金利政策継続を示唆する内容だった。
株式市場は神経質な反応をみせ、序盤はシカゴPMIをうけて下落したが次第にプラス圏を回復していった。
ただ、終盤にかけては再び上値が重くなった。
◆シカゴPMIは4ヶ月ぶりの低下、製造活動の分岐点下回る NY市場序盤に発表された9月のシカゴPMIは46.1と4ヶ月ぶりの前回の50.0から低下した。
製造活動の分岐点である50を下回った。
新規受注指数が46.3と前回の52.5から低下、生産指数も47.2と前回の52.9から大きく下げていた。
一方、雇用指数は38.8で、ほぼ前回の38.7と変わらず、在庫指数は38.9と前回の27.5から大幅上昇、仕入れ価格指数は51.3と前回の50.0から上昇した。
全般に弱い内容となったことで、NY株式が大幅安、為替市場のリスク回避の反応を招いた。
◆米当局者発言、長期的な低金利継続を示唆 ロックハート・アトランタ連銀総裁は、出口戦略についてFOMCメンバー間に意見の相違がある、と述べている。
また、コーンFRB副議長はワシントンでの講演で、低金利は長期間にわたり正当化される見込み、と述べている。
インフレの抑制や貸し渋りなどが低金利を正当化している。
一方、FRBは異例の金融政策の解除へ向けた枠組みを策定した、消費が過熱する前に出口戦略を開始、とも述べている。
一連の発言を受けてNY株式は持ち直し、各株価指数ともプラス圏を回復する場面があった。
ただ、グリーンスパン氏は、米経済は現在ディスインフレの局面にある、景気が反転も来年には再び憂鬱な顔をみせる、米株は頭打ちとなる可能性も、と述べており、低金利継続見通しも発言者によるニュアンスの違いを見せていた。
◆フレアティ加財務相の発言も、原油高でカナダ堅調に フレアティ加財務相は、7月のGDPデータは景気刺激策の必要性を示した、と述べている。
東京時間30日21:30に発表された7月のカナダGDPは前月比変わらず、と市場予想の+0.5%を大きく下回り、カナダの回復に不透明感があることが示されていた。
ただ、NY市場では原油の上昇を受けてカナダ高が進行。
ドルカナダは1.07割れ、カナダ円は84円近辺、ユーロカナダは1.5650近辺までカナダ高推移となった。
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