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【ロンドン市場】 ドル買い先行、ポンドドル3ヵ月ぶり安値に
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14日のロンドン市場ではドル買いの動きが強まった。
ドルに関する特段の材料は無かったが、前日のNY市場で 米小売売上高コアが予想を上回り、ドル買いが進行した流れを 引き継いだ形だった。
後半は米消費者物価指数の発表を控え、ポジション調整が 強まる神経質な相場だった。
ドル全般に堅調に取引が始まった。
ポンドドルが1.94割れとドル買いの動きをリードした。
ユーロドルもやや遅れて売られ、1.5470-80から1.5410-20レベルへと反落、 昨日の海外市場の安値1.5430を下回った。
オセアニア通貨やカナダドルでも米ドルの高値を追う動きとなっており、 ドルが全般的に強いスタートになった。
しかし、米消費者物価指数の発表を控え、次第にポジション調整へと 移行して、ユーロドルは1.54台半ばへと戻した。
ドル円は東京市場での揉み合い圏104.60-104.90を上抜けて、 105円台に乗せると一気に105.50近辺まで上昇した。
クロス円も円安傾向をみせた。
ユーロ円は162円台後半、ポンド円は205円近辺へと大きく上昇した。
欧州株が寄り付き高く始まったことも支援材料になった。
しかし、欧州株高は続かず、マイナス圏へと反落したことで、 円安傾向も一段落、クロス円はジグザグの値動きを繰り返した。
◆ポンド相場、激しく振幅 ポンドドルは序盤の売りから一転して、194割れから1.94台半ばへ戻した。
本日のNYカット(東京時間23時)で1.9400ストライクのオプション期限がある との観測があり、一方向への動きを抑えているとの見方がでていた。
4月の英雇用統計が発表され、失業率は2.5%と予想通りだった。
しかし、失業保険申請件数が7.2千人増と事前予想の変わらずから悪化した。
ポンド売りの反応が強まり、ポンドドルは1.9450-60から再び1.9410近辺に反落。
英中銀四半期インフレレポートで、成長鈍化とCPIの上昇が高まる困難な状況 が示されると、ポンド売りが強まり、1.9360台と3ヵ月来の安値をつけた。
その後は米消費者物価指数の発表を控えて1.94台前半に戻していった。
1.94を軸に往来相場が繰り返された。
ポンド円は203円台後半から205円近辺での激しいレンジ相場だった。

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