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建国60周年祝賀ムードに水を差す「黒社会」(中国羅針盤)
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- 「黒社会のものだ」。携帯電話からドスの利いた声が飛び込んできた。 「心底、恐ろしくなりました。私の名前、家族一人ひとりの名前と年齢、それに住所はおろか、車のナンバーまで知っているんです」。恐怖さめやらぬ面持ちでこう語るのは、北京のある日系企業の中国人管理職である。 「5万元(約60万円)用意しろ。さもないと家族の身に何があっても知らないぞ」。そういって、電話は一方的に切れたという。 その従業員は、慌てて最寄の公安局に行き、ことの顛末を伝え、保護を願い出たという。しかし係官の対応は、けんもほろろだった。 「そんな話は掃いて捨てるほどある。いちいちかまっておれん」 もちろん、携帯電話の着信履歴には電話番号が残っているのだが、中国の場合、商場(マーケット)に行けば、中古の携帯電話などいくらでも買える。

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